娘の結婚について「誰かいい人いたら紹介してね」と友人にお願いしていたところ
ある日、ありがたいお話をいただきました。娘に伝える前に下調べするのが親の務め。どんな男性なのか気になります。誰でもいいってわけでもありませんのでね。
お見合いの”前”にチェックしたい3つのポイント
お見合い本番にチェックしたいこととして、母親的に気なる順に3つをあげてみます。
- お金(年収・借金・貯金など)
- 性格(人柄・対話力など)
- 家族(親と同居・介護など)
ストレートすぎでしょうか。娘を持つ親の立場なら、大体同じ意見ではないかと思います。
今回のテーマ「親と同居している婚活男性」は3番目の「家族」に当てはまりますね。
親と同居の未婚男性は敬遠される
人柄がよいとのことでしたが、実家暮しは気になります。
なぜ気になるのかと言えば、収入が少ないのではないか、親離れしていないのではないかと邪推してしますから。
親からしても「親と同居」は率直に20代男性なら許せけれど30代男性ならギリギリ。35歳を過ぎたらアウトじゃないでしょうか。
適齢期の女性なら、男性で35歳以上で親と同居の未婚男性は、大いに不安があるはず。たとえお給料がよくても二の足を踏むかもしれません。
親と同居している男性の背景を考えてみる
NHKの番組「クローズアップ現代」でアラフォークライシス、就職氷河期を経験した40代の格差、貧困にスポットを当てたことがあります。
40歳代の所得が少ないのがわかります。
バブル崩壊、リーマンショック、就職氷河期などで正社員になれず、収入が少ないため、親と同居することになったのかもしれません。
実際、婚期を逃しずっと非正規で働いてきたため収入が少なく、親の年金を頼って生活している人も多いとききます。
子供も自分が育った実家は居心地がよいですから、あえて独立したいと思わない。結果、結婚する必要性を感じないという事情もあるのではないでしょうか。
若年未婚者(20-34 歳)の親との同居率 2017年統計
「親と同居の若年未婚者(20-34 歳)」は、2016 年には 908 万人と減少傾向にあるものの、親との同居率は 45.8%と未だ高水準…
この親との同居率45.8%をどう考えたものか。
若年未婚者(20~34 歳)のうち25歳までは学生と考えてみる。自宅を離れて大学に進んだ人はUターンしない限り、そのまま就職で独立します。
反面、自宅から大学に通学した人は、引き続き、同居のまま就職する傾向が高い。
そうなると実家から大学、そして就職。就職後も母親が食事の準備や洗濯を引き受ける。
母親は母親で、いくつになっても息子はかわいい。我が子のお世話は苦労ではありません。わかりますね、その気持ち。我が子ってかわいいですものね。
かくいう我が家の娘も似たような状態なので、人様の事はいえないです。かえって子どもの自立心を損ねているかもしれない、と反省しているところです。
親と同居している婚活男性のイメージ
婚活している男性で、30歳すぎて親と同居している男性のイメージは
- 親のいいなりで優柔不断かも(マザコン?)
- 母親が世話をしすぎるかも(わがまま?)
- 結婚後も親と同居になるかも(気疲れする)
- 姑舅の干渉が多いかも(うんざり)
あくまで勝手な思い込みです。
実際は特別な事情があって独立できないのもしれません。が、そのくらい「親と同居している男性」は不利だと思います。
親と同居の男性は”独立”が結婚への近道に
「親と同居」は、どんなに誠実な男性でも誠実とわかってもらう前に落とされる。お見合いする前に落とされるなんて、お金の無駄使いでしかありません。
どこの結婚相談所、婚活サイトでも高い料金を支払うのですから結果を出す(結婚する)ために対策が必要です。
結論は「独立しましょう」です。
実家を出て一人暮らしを始める。それから婚活する方がよほど結婚への近道です。食事も洗濯も掃除も大変かもしれませんが、人として成長できるのではないでしょうか。
まとめ
さて、冒頭のこちら。
お知り合いの長男さんは40代で未婚。契約社員。ご両親はともに70代です。今はお元気でも間もなく介護が現実になるでしょう。
娘に近々介護が始まる家庭に嫁がせるのはかわいそう。4080介護問題も大きなネックになりますね。
せっかく紹介いただきましたが、このお話はなかったことにしてもらいました。やはり結婚相談所を使った方が、しがらみがなくてよいかもしれません。
娘にも自分のことなのだから積極的に、と言い聞かせています。まだ結婚に消極的なのですが、あっという間に適齢期は過ぎていきます。
まずは出会いからと思うのですが、メンタリスト・ダイゴの婚活アプリって評判よいのでしょうか。親の心配は尽きません。