先日、階段を上がったら「あれ?何をしに来たんだっけ・・・」
何かをしに2階にあがったはずなのに、何をしたかったのかすっかり忘れてしまい弱りました。
実際、最近はさっきまで考えていたことを忘れてしまうことが多くなると、認知症というワードが頭をよぎります。
まだまだ若いつもりなんですが、どうしたものか。
テレビで認知症特集や介護ドキュメンタリーを見ると、ああはなりたくない、ボケたくないなぁと切実に思いますね。
徘徊したり、急に怒り出したりするようになると、介護する家族が本当に大変です。
金森式・牛脂ダイエットは認知症予防になる
最近はテレビで取り上げれるなど、ますます認知度が上がってきた金森式牛脂ダイエット。
九州大学 久山町研究室の研究に関する金森氏のツイートがありました。
【久山町(ひさやままち)研究】 「糖を摂らないと頭が働かない」 じゃないんだよ。
糖を摂ったら頭が働かなくなるアルツハイマーは別名3型糖尿病・脳の血糖値を高くしないためにも断糖が必要。
糖尿病どころかその前段階の耐糖能異常でさえ、認知症リスクはあがることを久山町研究は示している。
アルツハイマーで脳細胞が死ぬ原因は脳に老人班ができるから。老人班のアミロイドβが脳細胞を損傷させる。
高血糖だとインスリンの働きが悪くなりアミロイドβが増える。インスリン分解酵素はアミロイドβも分解するけどインスリンが過剰にでてると手が回らない。
高血糖値だとアルツハイマーのリスクは倍に。
【久山町(ひさやままち)研究】 認知症と診断されていない60歳以上の男女1,017人を対象。
15年にわたる長期調査 https://bit.ly/2ALssiT 認知症の発症は血糖値が正常の群よりも糖尿病型の群で多い。全原因による認知症1.74倍 アルツハイマー病2.05倍 血管性認知症1.82倍 アルツハイマーは脳の糖尿病。
久山町のテレビ特集を見たことがあります。
高齢者の女性でしたが、食事の取材で一番最後にほんの少しだけお米を召し上がっていたことがとても印象的でした。
金森式・牛脂ダイエットは糖質制限と同時進行ですので、認知症予防になるはずですね。
久山町研究とはどういう研究?
「久山町研究」は九州大学 久山町研究室が行っている研究です。内容は
当教室では、1961年から、福岡市に隣接した糟屋郡久山町(人口約8,400人)の住民を対象に脳卒中、心血管疾患などの疫学調査を行っている。(中略)当時、脳卒中はわが国の死因の第1位を占めていた。
それを検証するための科学的なデータがなかった。そこで日本人の脳卒中の実態解明を目的として始まったのが久山町研究だった。
参照久山町研究とは
久山町方式はゆるい糖質制限でマネしやすい
久山町研究で扱っている複数あるテーマの一つに老年期認知症があります。
認知症発症との関連が報告された栄養素と関連する食事パターンを縮小ランク回帰法により検討すると、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、淡色野菜、藻類、牛乳・乳製品の摂取量が多く、米の摂取量が少ないという食事パターンが抽出された。
果物・果物ジュース、芋類、魚の摂取量が多く、酒の摂取量が少ないという傾向も認められた。
大豆・大豆製品、緑黄色野菜、淡色野菜、藻類、牛乳・乳製品、果物・果物ジュース、芋類、魚とバランスよく食べる。
お米は最後にちょっとだけ。食べたければ食べるというゆるい糖質制限はマネしやすいです。
牛脂やバターに抵抗がある方や健康維持が目的の方は、久山町式がよさそうです。